南牧で働く@中村製袋

【なんもくジョブシリーズ#1】

※南牧村に移住を検討されている方から、南牧村って働ける場所はあるの?南牧の人は何をして働いているの?とよく聞かれます。実は南牧村には人手を募集している会社・団体はいくつもあるんです。これから南牧で働き手を募集している会社を紹介していくので、ぜひご覧ください!

「蝉の渓谷」を少し過ぎた砥沢(とざわ)地区にある中村製袋(なかむらせいたい)株式会社は群馬県並びに関東圏内でも珍しいポリ袋を製造する会社だ。

中村製袋部長の中村信行さんに、工場をご案内頂いた。

中村製袋は昭和43年に創業し、50年以上ポリ袋を製造してきた。昔は規格体と呼ばれる定型サイズのポリ袋を製造していたが、現在は別注品と呼ばれる特注品の生産がメイン。多品種小ロットの生産で、一般的な平袋やガゼット袋以外にも食品シートなど、扱うポリ袋の種類・サイズ・厚さは多岐に渡る。自社で原料を仕入れてポリ袋を製造していることが特徴。月に100~120トンほど製造する。

衛生ヘアネットをつけ、除菌をしてから工場内へ入る。まずはポリエチレンの製造室へ。

チップからポリエチレンを製造する部屋

ポリエチレンを製造する機械が最大で12台も稼働する広い工場内には、色も形状も異なるポリ袋が次々とロールに巻かれて製造されていた。作業員は指示書に従って注文サイズを機械にセットする。難しいのはマチがあるガゼット袋。マチの長さを定めるために丁寧な調整が必要だ。機械は24時間常に稼働するため、常時2~3人ほどが交代で働く。

ロール状に巻き終わったポリエチレンの束は、重さと幅をはかり、紙で包装する。そのまま出荷するものもあれば、製袋まで請け負っているものは製袋室へと運ばれる。

続いて製袋室へ。隣で製造されたロール状のポリエチレンを決まったサイズに切り落とし熱を加えて袋にする。一定の枚数ずつまとめ、紙で包み納品できる状態にする。発注数によっては数時間で終わるものもあるし、2日間ほど同じサイズをまとめることもあるという。こちらも9台の機械があり、ポリエチレンの横幅に合わせ機械を選ぶ。

熱を加えて袋にする

現在は役員を除き22名が正社員として働いている。最近はUターン者や移住者の応募が多い傾向があり、やる気と協調性があってテキパキと動ける人であれば、年齢関係なく雇いたいという。ポリエチレンの製造室は男性が多く、製袋室は女性が多い。

最初は皆未経験なので、見学しながら徐々にできることを増やしていく。

手際よく包装していく

全て立ち仕事になるため、健康であることも大事。

働いている人に話を聞いた。Iさんは中村製袋で10年ほど働いている。

「最近外国籍の若い男性2人が新しくメンバーに加わり、まじめに働く姿を見て、多様な人材の必要性を感じた。この会社を残したいからこそ、フレッシュな人材にぜひとも来てほしい」という。

年齢も経験歴も国籍も多様になりつつある中村製袋。普段の生活に欠かせないポリ袋を製造するため、今日も工場は稼働し続けている。

※本記事は、南牧村のお仕事を紹介するものです。就職をご希望の方は個別に会社にお問い合わせください。なお、お問い合わせのタイミング等により採用募集を打ち切っていたり、条件等変更している可能性がございますが、ご了承願います。

中村製袋のHPはこちら→採用情報|中村製袋株式会社|群馬県甘楽郡南牧村のポリ袋製造工場 (nakamuraseitai.net)