どんど焼き

昨夕のこと。区長さんが訪ねてきて、「今夜はどんど焼きなので顔を出してくんない。火は17時半に点けるので、よかったら子供も連れてきてくんない。」とお誘いをいただきました。

そもそもどんど焼きを知らなかったり、小正月にやることを知らなかったり、他の用事と重なったりして、移住から4度目の正月にして、初めての参加となりました。

町場にあっては「小正月」なるものとも縁のない生活でしたし、こうしてご近所から行事について教えてもらえるのは移住者として助かります。

IMG_20160114_173140_20160115164430

17時半にいそいそ出掛けて行くと、どんど焼きタワー(仮称)は既に燃え尽きかけて、タワーたる姿をしていません。

火とぼし山の草刈りもそうですが、定められた時間の30分前には始まってしまう律儀な「南牧時間」を失念していました。

ご近所の方と年頭の挨拶を交わして、日本酒やスルメの振る舞いをいただきます。

動員した我が豚児達も、たくさんのお菓子と木の枝に刺して焙ったお餅にホクホクでした。

話題はといえば、どこの家が空き家になったとか、集落の班も統合しないと役員のなり手がないとか、寂しいものが多かったですし、子供の姿が少ないのもやはり寂しいものです。こうして四季の行事が続いている内に頑張らないといけないですね。

既に下火とはいえ、木から発する焔は何とも暖かいのです。

少しばかりアルコールも回ってきました。

満天の星空、オリオン座が山の端から姿を見せつつあります。

緩やかに緩やかに時の流れる夜でありました。