南牧で働く 地域おこし協力隊その2

【なんもくジョブシリーズ#12】

※南牧村に移住を検討されている方から、南牧村って働ける場所はあるの?南牧の人は何をして働いているの?とよく聞かれます。実は南牧村には人手を募集している会社・団体はいくつもあるんです。これから南牧で働き手を募集している会社を紹介していくので、ぜひご覧ください!

 

(その1よりつづき)

現役の協力隊2名にも話を聞いた(取材日現在:2023年6月時点)。コロナの影響を踏まえ任期が1年延長され4年目を迎えた宮崎さんと、3年目のテオさん。お2人はそれぞれ協力隊として南牧を訪れ、今は卒業後の起業に向けた主な活動として一緒に有害鳥獣駆除を行っている。4月から10月の有害駆除期間には畑に食べごろの野菜が並ぶ。そろそろいい感じに育ってきたな、明日収穫しようかな、という日の夜に、鹿などの野生鳥獣たちに食べられてしまうことも多い。動物たちも美味しい食べごろをわかっている。2人は村の方たちの畑の野菜を守ってくれる大切な存在だ。

2人の一日を追ってみた。朝8:30に役場でタイムカードを押した後、軽トラで仕掛けた罠を見回りに出発する。村では野生鳥獣による被害が心配な場所を各地区の区長が役場に依頼をし、役場が有害駆除員に依頼をする。2人は役場から依頼を受け、対象場所に出向き、獣の足跡や糞を手掛かりに罠をしかけている。

取材の前日は3頭も鹿が罠にかかっていたという。罠に有害駆除がかかった時は、猟銃で仕留め、役場に確認の連絡を取り、写真で記録してもらう。その後、解体を行う。鹿肉を販売する際は本来なら電気ショックで気絶させナイフで止め刺しをした方が良いのだが、今は鹿肉を販売していないので猟銃で仕留めている。罠のしかけ場所をめぐったが、今日は不発のようだ。そこで罠を一箇所移動させることにした。その罠場には、以前猪がかかったが、暴れまわり逃げられてしまった。荒れた痕跡があるため動物はもうかからないと判断したのだ。罠の仕掛け方は人によって違う。2人も色々試しながら今の仕掛け方に落ち着いたという。

軽トラに乗せた道具を説明してもらっていると、通りかかった車の窓が開き、中からおばあさんが顔をのぞかせた。「いつもありがとう」と2人に声をかけ立ち去っていく。

 協力隊は活動中に使用する車両は用意されるため、罠の見回りに使う使う軽トラも協力隊費で役場が用意したリース車だ。鳥獣被害対策として罠も村から支給され、協力隊の活動費で必要な消耗品(長靴や軍手など)も揃えた。生業としてやっていけるか判断するためにも、こうした補助の存在は有難い。元々趣味として狩猟に興味のあった宮崎さんは南牧に来て、獲られた鹿があまり活用されずにただ捨てられている現状を知った。南牧では鹿肉を食べる習慣もあまりなく、放射能の関係もあり肉を販売できないといった理由もある。そこで捨てられてしまう角や皮をなめして革製品を作れないか考えるようになった。一年後に来たテオさんも鹿の有効活用に興味を持ち、一緒に活動するうちに、2人でなら鹿の食肉加工場を作ることも実現可能だと考えた。レザークラフト教室にも週に一日通い、卒業後に向け準備を進めている。

昨年から鹿肉加工場を建てる場所を探していたが、条件の良い場所を見つけるまでに、思いのほか時間がかかった。生業として成り立たせるためには、協力隊の3年という時間は到底足りないのかもしれない。最初の一年目に村内の各施設等を周り、定住に向けた生業を考える年間計画になっているが、これだ!と思えるものに出逢えたらどんどん進めていくのが良いかも。

自分の生業を軌道に乗せる準備期間として3年間活動できる協力隊制度。ただ、人によっては制約に感じてしまうこともある。個人事業主として契約する自治体もあるが、南牧村ではNPOの職員として採用される。勤務時間が決まっていて、タイムカードを押すこと、協力隊の活動費を使用するときには事前に申請し許可を得ること、毎日の活動報告書を提出する必要があるということを心に留めて頂ければと思う。

地域のことを知り、学びつつ、自分の生業を作り上げるために活動する地域おこし協力隊。南牧村の協力隊として村での生活をスタートしてみるのもいいかもしれない。

お問い合わせはこちら→南牧村地域おこし協力隊設置要綱 (g-reiki.net) 、【南牧村】随時募集中!あなたのチャレンジを応援します!! | ツナグンマ 群馬県地域おこし協力隊ポータルサイト (chiikiokoshi-gunma.jp)

テオさんのインスタグラム→nanmokudiaries

※本記事は、南牧村のお仕事を紹介するものです。就職をご希望の方は個別に会社にお問い合わせください。なお、お問い合わせのタイミング等により採用募集を打ち切っていたり、条件等変更している可能性がございますが、ご了承願います。