南牧で働く@ケアハウスいこい

【なんもくジョブシリーズ#4】

※南牧村に移住を検討されている方から、南牧村って働ける場所はあるの?南牧の人は何をして働いているの?とよく聞かれます。実は南牧村には人手を募集している会社・団体はいくつもあるんです。これから南牧で働き手を募集している会社を紹介していくので、ぜひご覧ください!

特定非営利活動法人MINNAなんもくが運営する「軽費老人ホームケアハウスいこい」。自分で日常生活は送れるものの、身の回りのことが心配になってきた高齢者が入居する施設。持病の悪化など体調面で不安があったり、遠方に住む家族に心配をかけたくないという思いから、入居を決める方が多い。介護認定を受けていない元気な方も多く、入居時は高くても要支援2~要介護1程度だ。同じ敷地内には「特別養護老人ホームかのか」が隣接しているため、介護が必要になるなど状況に変化があった際にはすぐに対応してもらえるので安心だ。

ケアハウスいこい

いこいではケアマネージャーと介護職員、看護師が常駐し、生活支援や健康管理を行っている。隣接するかのかと違い職員による身体介助は少なめで、洗濯や掃除などの生活支援がメイン。そのため認知機能や身体機能の低下がみられる入居者を「見守る」ことが大事になってくる。その人が今持っている力を「残存機能」と言い、職員はその機能の低下を進行させないように常日頃から意識することが必要だ。洗濯や掃除など入居者自身ができることは、たとえゆっくりで時間がかかっても自分でできることは見守り、必要に応じて支援していく。とはいえ食事やお風呂の時間は決まっているため、団体行動と入居者のペースとを切り分けるさじ加減が難しい。様々な機能が低下していく中で、ここはと思うところをサポートする「見極め」が重要だ。

入居者の室内にはトイレやキッチンがついており、基本は1人部屋だ。隣の部屋と繋げることができる部屋もあり、夫婦部屋での入居にも対応できる。食事は施設内の厨房で作られる、栄養バランスの考えられた料理が提供される。入居者のほとんどは施設の料理を選ぶが、自分で料理することも可能だ。また近隣の飲食店などに出前を頼む方もいる。コロナ前までは、日用品などの買い物や病院までの受診は、家族が迎えに来たり入居者自身がバスなどの公共交通機関を使っていたが、今は職員が付き添っている。トイレや客室には呼び出しベルが用意されており、室内でも異変があったときはすぐに職員を呼べる体制を整えている。

天気の良い日は外でボールでレクをすることも。写真左は職員の石井さん。

いこいで働くには未経験でも問題なし。強いて言えば接客などの経験がある人や人と接することが好きな人、近所のおじいちゃんおばあちゃんと馴染みの関係を築けるような人が向いているかもしれない。入居者の方々は南牧で生まれ育ち、豊富な経験を持っている。話しかけると南牧の文化や暮らしなどをたくさん聞かせてくれる。入居者との対話を楽しみつつ、見守り、支える仕事だ。新卒で働き始めて5年目の石井さんは、高校生のときコンビニでバイトをした経験から人と接する仕事に興味を持った。自身は富岡市で育ったが、南牧村に住むおじいちゃんに卒業後の進路を相談したところ、いこいを紹介してもらったそうだ。今も高校時代の接客経験が活かされていると感じている。

インゲンの筋取り

1人暮らしをするよりも、一緒に過ごす誰かがいる安心感がある。それでいて、一人の時間と空間も確保されている。老後の暮らしの”ちょうどいい”が叶うケアハウスいこい。今日も穏やかな時が流れている。

施設の情報はこちら→軽費老人ホーム ケアハウスいこい(群馬県甘楽郡南牧村のその他高齢者向け住宅)|LIFULL介護(旧HOME’S介護) (homes.co.jp)

※本記事は、南牧村のお仕事を紹介するものです。就職をご希望の方は個別に会社にお問い合わせください。なお、お問い合わせのタイミング等により採用募集を打ち切っていたり、条件等変更している可能性がございますが、ご了承願います。