11/26(土)3回目となる空き家古民家の再調査活動を行いました。
今月の村内空き家・再調査作業は星尾地区。
11月としては異例の降雪を記録したのは2日前のことでしたので、標高の高い星尾地区での作業は路面の状態が気がかりでしたが、数か所の危険個所を除けばおおむね問題なくクリアでき、調査地区まで辿り着くことができました。
星尾地区・吉祥寺の二股を県道201号線方向の左に折れ、向かう先は道の行き止まり“大上の集落”。
名勝・線ヶ滝(動画が開きます。)に向かう県道201号線沿いの家屋の調査は前回までに済ませてありましたので、県道から二股の分かれ道を左に入り、道上(みちうえ)の集落と道下(みちした)の集落を調査。
山深い十数軒ほどの集落には、いまもその土地での暮らしが確かにあり、途切れることなく語りだす気さくな年配者の話に耳を傾け、さりげなく近隣の空き家に関する情報を聴き出し、有望な空き家情報の収集に余念がない調査隊メンバーたち。
今回は県庁職員一名と取材に来た某メディアの記者一名を合わせ合計5名での調査隊となりました。
捕まえたら離さんぞ!とばかりに、話の切れ目を見せようとしない語り手の、ほんの些細なタイミングを逃さずに切り上げの口上を伝えて集落を後に、次の集落へと向かう調査隊一行。次は御柱祭でも知られるようになった星尾・諏訪神社近辺の集落です。
集落に入ってすぐ、庭先で干し芋の下ごしらえをする地元の方を発見!
さっそく、足を踏み入れ、近隣の空き家の状況と持ち主の情報を聞き込みです。
はじめは不審者でも見るように、怪訝な視線を送ってきた地元の村人の方々も、周知が行き届いてきているのか、協議会の名札を見せ活動の内容を説明すると表情も緩み、集落の空き家古民家の状況を教えてくれ、わかるところに関しては連絡先の電話番号まで調べてくれ、たいへん助かりました。
物欲しそうに軒下に吊るされた干し柿を見上げている私に気が付いたのか、調査に参加していたメンバーと県の職員、おまけに取材で同行していた某メディア記者の分まで、三ツ矢サイダーと一緒に差し入れてくださるという嬉しい出来事もあり、地域住民に触れながら踏み込んだ調査の必要性を再認識させられたものです。
この集落でも有望な古民家情報が得られ、三ツ矢サイダーと齧りかけの干し柿を手に次なる集落、星尾・仲庭地区へと向かう調査隊。
仲庭地区でも、やはり通りすがりの住民を掴まえては目の前に見える何軒かの空き家らしき古民家について情報を引き出し、協力を得ながら先へと向かいます。
比較的住人の在籍率は高いと思われる仲庭地区でしたが、やはり以前の調査時からしても空き家は増えているようで、いくつもの程度の良さそうな古民家情報を調査・収集することができたのではないかと思います。
データの整理と有効活用が重要
午前9時から始まった今回の調査活動は12時半過ぎには役場前に戻って解散となりましたが、調査チームのメンバーで収集したデータや連絡先などの情報などを整理して、役場の担当課と情報の共有を図り、担当課・協議会事務局を通じて古民家物件の所有者に辿り着くための地道な作業を行っていただくことになります。
こうして集められた様々な情報が一軒でも多くの村内空き家の有効な活用につながって行ければ嬉しいものです。
自分たちの脚で歩き、現状を目で確かめ、住民の言葉を耳で聞き、空気に触れながら、これからも作業は続くことになりますので、随時報告をしてゆきます。
追伸
来月12月は、年末の忙しなさもあり調査はお休みとなります。
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