今月14日(土曜日)、新規に家主さんの承諾の取れた古民家を2軒&すでに古民家バンクに登録されて入るものの、建物の間取り図や画像の不足などがあった物件3軒を協議会メンバーと事務局で調査に入りました。
新規物件班と既登録物件再調査班とに別れ午前9時から活動開始。
今回新たに物件画像の撮影リストを作成し、できるだけ多くの情報を収集できるように、のちに再調査の必要がないような方法を模索しています。
新規物件はなかなかの良物件が出てきたようで、場合によっては南牧(なんもく)村として物件を借り上げて整備し、村が直接の貸主として管理してゆく対象になりそうな物件があったようです。
紹介古民家をすべて村が借り上げるなり、買い上げるなりするというのは現実的には難しいのですが、建物の程度や状態によっては積極的に村が管理者となって、移住を希望する方々への斡旋を進めてゆければ、借りる側にとっても個人間の取引形態よりも村が大家さんになるわけですから安心感が大きいと思います。
再調査に入った物件は、想像していた以上に内容がよく、まわりから聞かされていたような『貸せるような状態ではない。』という言葉からはかなりの乖離を感じさせるものがありました。
先入観を持って対することが、建物が持っている魅力の部分まで見えなくしてしまい、伝えるべき情報を正確に伝えることができなくなっているのではないかと感じさせ、反省させられた今回の調査でした。
やはり、さまざまな価値観を持った方々が協議会のサイトに訪れ、多様な価値観を持った目が古民家物件を眺めているということを肝に銘じなくてはいけません。
これから徐々に古民家情報の内容にも手を入れなおし、それぞれの建物が持っているデメリットも、そしてそれぞれの建物が持っている魅力の部分も偏ることなく伝えてゆくようにしてゆきたいものです。
情報を発信する側が、『こんな古い家に人が住めるわけないだろう!』という感情のもとで発信しているより、『こんなに古くてところどころ直さなくっちゃならないけど、こーんなに素敵なところがここにも!それからあそこにも!』という想いで伝えていったほうが魅力が伝わるように思います。
ということで、これからもこの村に残る古いけど魅力にあふれる、いわゆる“古民家”の情報を、入手次第公開してゆきますのでよろしくお願いします。
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