南牧で働く@ヤクルト

【なんもくジョブシリーズ#14】

※南牧村に移住を検討されている方から、南牧村って働ける場所はあるの?南牧の人は何をして働いているの?とよく聞かれます。実は南牧村には人手を募集している会社・団体はいくつもあるんです。これから南牧で働き手を募集している会社を紹介していくので、ぜひご覧ください!

村内を走るとあちこちで見かけるヤクルトの黄色い車と紺の制服姿の女性。ヤクルトは甘くて美味しく健康的なイメージで、だれでも一度は飲んだことがあると思う。そんな親しみのあるヤクルトは、南牧村にも届けに来てくれている。南牧村にヤクルト商品をお届けしているヤクルトスタッフの今井さんが、「南牧だからこそ」の魅力を伝えてくれた。

ヤクルトスタッフの一日は濃く、短い。朝8時過ぎには、下仁田町のセンターに集合し、お届けの準備が始まる。南牧村へのお届けは1日平均25軒ほど。8時30分に朝礼が始まり、ヤクルトスタッフとマネージャーで“ヤクルトの「信条」”などを唱える。身だしなみの確認やアルコールチェックを行った後、今週の健康情報やおすすめ商品について、二人一組で確認やロールプレイングを行う。

朝礼が終わるといよいよ出発だ。大きな保冷ボックスを車に詰み、各自担当エリアに出発していく。今井さんが最初に向かったのは、「道の駅オアシスなんもく」の近所に住む方。「おはようございます!」と明るく声をかけ、玄関を開けるとテレビを見ていたおじいさんが振り返る。ヤクルトを毎日飲み続けているからこの20年風邪を引いていないと、ヤクルト商品のすごさを体感を込めて話してくれた。

すぐに次のお届け先へと向かう。お届け時には次回訪問日の確認も行い、お客さまのご都合に合わせ、届ける時間を柔軟に対応していく。

独り暮らしのおばあさんのお宅まで来ると、おばあさんが見当たらない。声をかけても返事がないので、縁側から、部屋の奥まで届くよう声をかける。倒れていないか心配になったところで玄関にお金が置いてあるのを発見。畑まで行っているんだな、と少し胸をなでおろす。

実は、お届けに伺うお客さまの中には、トイレに行くのが億劫だと水分を取らなかったり、エアコンをつけずに過ごしてしまうなど、熱中症や体調不安などのリスクが心配な方も多い。過去にもお客様が倒れていて救急車を呼んだことがある。ヤクルトスタッフは救命講習や認知症サポート講習を受講しており、週一回のお届け時にお客さまの健康状況も確認している。1週間後もまた元気で逢えることを楽しみに、毎回のお届けを感謝と真心を込めて行っている。

今井さんが南牧村でお届けをしていて実感するのは、「人が優しい」ということ。高齢者も多いからか、孫目線で話しかけてくれる方もおり、野菜や飲み物などお土産をもらうこともしばしばある。

もともと家族の仕事の都合で5年ほど南牧に暮らしていたことがある今井さん。村外へ引っ越すタイミングで、南牧エリア担当のヤクルトスタッフの枠に空きがあった。引っ越してしまうと仲の良かった方たちに逢えなくなるのが寂しいと思ったので、ヤクルト配達を通じて南牧に来るきっかけを残したかった。子育てをしながらでも働きやすい環境だったことも魅力だった。

いざ始めてみると、意外と行ったことのない場所も多く、急勾配で細い道に苦労した。それでも、毎週顔を合わせるお客さまが支えになって続けることができた。遠方に住む自分の親よりも、毎週お届けに伺うお客さまの方が逢う頻度は高く、まるで家族のような親しみを感じるようになった。 意識している事は、お客さまであるかないかに関わらず、出逢った人には誰にでも挨拶をすること。また話す速度を一人ひとりに合わせ、丁寧に話を聞くということ。こうした普段からのコミュニケーションが信頼につながり、今井さんがヤクルトスタッフになったこの5年間で、お届け軒数は60軒から144軒まで増えた。南牧村の人口は1,454人857世帯のため、村全体の2割弱の世帯に届けていることになる。(取材日現在)

お届けをしていると時間があっという間に過ぎる充実した仕事だという。今井さんは「天職です」と笑顔を見せた。

群馬ヤクルト販売会社宅配サービス部、次長の町田さんからも話を伺った。なんと群馬ヤクルト、全国100社以上のヤクルトの中でも20年弱連続日本一の売り上げを誇る超優秀企業。その理由はヤクルトスタッフへの手厚い育成と働きやすさへの追求だ。

毎週ヤクルトをお届けするスタッフは、週休二日でフルタイム勤務のヤクルトスタッフ(YS)と、週休三日で短時間勤務のサブヤクルトスタッフ(SYS)の2種類。勤務時間や雇用形態も割と柔軟に対応が可能で、個人事業主としての契約でもパートとしての契約も可能だ。YSの場合、約一年後には正社員になることもできる。群馬ヤクルトでは入社後3カ月かけて研修を行うなど、新人教育へのフォローがかなり手厚い。入社後10日間ほど本社やZOOM等で商品知識などの研修を受けた後、先輩に同行して研修を行う。2ヶ月目には担当エリアを全軒まわり挨拶をして住民に顔を覚えてもらい、3カ月目にはマネージャーと一緒にヤクルトのお届けの実践を行う。独り立ちできるまでマネージャーがしっかりサポートをしてくれるため安心だ。さらにお届け用の軽自動車をリースできたり、1歳から対象のキッズルームが完備されているため、子どもやお孫さんのいる女性が働きやすい環境が整っている。今井さんもヤクルトのリース車に乗っており、仕事以外の普段でも家において使っている。保険やタイヤなども全てヤクルトが管理しているため安心だという。

お届けする現場のヤクルトスタッフを大切にする群馬ヤクルト販売会社は、ヤクルトスタッフを募集している。健康は全ての人に必要なものだからこそ、自信をもってヤクルトがなぜ必要か説明できる。ヤクルトスタッフに向いているのは、何事も前向きに考えられる人、明るくコミュニケーションができる人、そして何より、お客さまの健康に寄り添える人。まずは問い合わせてみてほしい。

お問い合わせはこちら→群馬ヤクルト|スタッフ募集 (gunma-yakult.co.jp)

※本記事は、南牧村のお仕事を紹介するものです。就職をご希望の方は個別に会社にお問い合わせください。なお、お問い合わせのタイミング等により採用募集を打ち切っていたり、条件等変更している可能性がございますが、ご了承願います。

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なんもく村移住コーディネーター
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