いくつもの季節を感じながらの・・・最終日でした。うぅっ・・・(涙)
なかなかの月日をかけて続けられてきた【村内全域対象・空き家分布調査】は、
今年1月の最終土曜日に当たる25日での調査をもって、すべての地域を調査し終えたこととなりました。
まあ、思いのほか長い年月が掛かってしましましたが、一段落なのです。
『順調にいけば・・・きょうで終わるかもしれませんよ!』
朝のうち、ときおり吹き抜ける強い風が体感気温を6.3℃ほど下げるコンディションの中、
目指す大字・大塩沢、高原地区へと車を進めます。
前回調査を行った集落から、曲がりくねった坂道を登り、左に流れる脇道に入ってすぐ、
この日最初の空き家を調査。
二棟続きのような平屋の家屋は、数年前まで住人がいた気配を感じさせる佇まいをみせ、
陽当たりも良く、ロケーションも申し分なく、空き家バンクに登録できればすぐにでも
あらたな住人を呼び込むことができそうな物件です。
次の家屋に向かう途中、なにやらほくそ笑んだ表情で近寄ってきたのは、
ときおり青く光る色眼鏡をサラリと掛けた切れ者メンバー兼事務局担当の良吏くん。
少しうつむき加減で、口元に隠し切れない緩さを見せながらつぶやきます。
『順調にいけば・・・きょうで終わるかもしれませんよ!』
最後のルートは二股の左ルート
【村内全域対象の空き家分布調査】最後の二股ルートに踏み込んだのは、午前10時過ぎだったでしょうか。
村人なら誰でも知っている「高原運動場」までの道沿いに点在する小集落や単独家屋数軒。
すでに朽ちるばかりで、再び住人を迎えることは難しいと思われるような空き家があれば、
少し手入れをすれば十分に住居として機能すると判断できる家屋。
一軒一軒を分け隔てることなく、分かる範囲で調査をこなしデータを残し
村内全ての空き家を確認し終えたのが午前11時。
感慨はゆっくりと、ちょっとだけ温かさを含めて有るか無しの気配で湧いてくるものでした。
次の作業が待っている!
穏やかな季節もあれば、暑い日射しにあえぎ、吹き出す汗を拭いながら歩き回った時期もありました。
雨の中、調査用紙を濡らさぬようにかばいながらの調査もありました。
もちろん凍てつくような朝の集合!なんて日もありました。
途中諦めることなく地道な作業をコツコツと、
都合のつくときには当然のように参加してくれた協議会メンバーの面々。
また、遠く前橋あたりから、ときには県外から駆けつけ参加していただいた諸氏&学生たち。
まわる先々で、情報を提供してくれ、ときには一緒になって地域を回り
一軒一軒空き家を案内してくれた地元住民の皆さん。
温かなお茶をふるまって、昔話を聞かせてくれた地元のじいちゃん・ばあちゃん・・・。
たくさんの人たちのご理解と協力があっての作業だったと感じています。
この場を借りて謝謝!
もひとつおまけに謝謝!
ということで、気持ちを切り替えなくてはいけません。
次の作業が待っています。
これまで集めた膨大なデータを整理しなくてはいけませんね。
私の苦手なワークかもしれません・・・が、一歩づつ前に!
master
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- バックパネル(なんもく仕様) - 2020年12月1日