村内空き家分布・桧沢地区が完了！～いやぁ･･･桧沢はおもしろかった。～

桧沢地区最深部に残っていた空き家は意外にも昭和40年代を思わせる建物でした。

先月・先々月と、天候による中断をはさみながらもなんとか桧沢地区を制覇することができました。
なんといいますか・・・印象深い地区でした。

山肌にしがみつくように建てられた空き家があったり、今回のように林道をひたすら辿るようにのぼり詰めた先に建つ空き家があったり、よくぞこの地に家を建て暮らしていたものだ！と、ただただ感嘆の呻きを繰り返してしまうような環境に建つ空き家があったり・・・。

すでに住む人のいない古民家のガラス戸越しに見える放棄された生活の跡。

そこから見えてくるのは、そんな過酷な住環境の中にあっても、そこに人々の生活が確かにあり、子供たちの駆け回る風景があり、時間になれば家々の屋根からは炊ぎの煙が立ち昇っていたはずの日焼けした風景なのです。

山深い地域に残っていた空き家からの眺め。

思いのほか時間を費やしてしまった桧沢地区でしたが、幾筋にも分かれる道の先々にはたくさんの人々の暮らしがあったことを感じさせられました。実に懐深きは桧沢かな・・・。

さて、次回からの村内空き家分布調査は最終地区となる塩沢地区となります。

最終といってもこの地区もまた、一筋縄ではいかない懐深き地区となりそうですので、地道にコツコツと作業を進め、村内全域制覇を目指してゆきたいと思っています。

以上、桧沢地区完了の報告でした。