3月25日空き家調査~小沢地区~
梅の開花と共に春が進む3月下旬。
空き家調査チームによる村内空き家の実態調査が行われました。
小沢地区の峰(みね)という集落と、野々上(ののうえ)という集落の二ヶ所をこれまでと同じようにゼンリンの高級詳細地図と照らし合わせながら情報を収集していきます。
シガー:『この地図で言うと・・・この建物がさっき見てきた空き家で。』
ノブー:『いやっ、さっきのはこの印のところでしょ!』
ジヤー:『これさぁ・・・ページが違うんじゃない?』
『あっ!』
空き家が目立つ集落でも、小春日和に誘われてか午前10時を過ぎると散歩の方々や配達の方、徘徊ドライブ?をする方で人の気配が一気に広がります。
暮らしの様子や音というのはやはり気持ちが良く安心感がありますね。
空き家を見つけては近所の方々に情報提供の協力を得る為、玄関を開けて、
「おはようございます!空き家調査の者ですが…」と声をかけると
「あらま〜ご苦労様です!」「最近、村内放送で流れてた人たちでしょ!」と、調査班の活動に励みを加えて下さいます。
何年くらい放置状態になってますか?
誰か管理されてる方はいらっしゃいますか?
たまには家の方は帰ってきてますか?
持ち主方はお知り合いですか?
などに加えて、ここの集落に移住者が越してくるようなことがあったら嬉しいですか?それとも迷惑ですか?
と気持ちの面も確認をしてみました。
「そうだね〜ここら辺には家を貸すような人はいないんじゃないかね〜。」
「空いてるように見えてきちんと管理して家を守ってる人もいるからね〜」と、近所の人が育ってきた、又は暮らしてきた様子を振り返る様に話してくれる方。
「そりゃ賑やかになってくれればここらにも話題が出来て嬉しいよ」
「3軒ぐらい入ってきてくれれば、だいぶ賑やかになるだろう。雪かきや、環境美化運動だって皆んなでやれば楽になるよ」などと独自の計算方式をお持ちの方もいらっしゃいました。(笑)
地区ごとを巡る度に僕がおもうことは、「この地区に一軒でも、家を貸してあげてもいいよ!と言って下さる方がいれば、そこには新たな営みの可能性が生まれ、新しい話題が生まれる。そしてその先の一日一日が変化していくのにな〜なんて事・・・。」
を、思ったりして。
とは言っても、人様の歴史が詰まった大切な土地だったり、地区の方々皆様で寄り合って安心を守ってきた集落だったりするので、地区の方々の意見や雰囲気に寄り添う形で、今後も調査や活動を進めていければと思っています。
この小さな村の中での新たな発見や、そこで暮らす人との出会い、少しばかりの成果を目指し、空き家調査隊はこれからも続きます!
ryoigarashi
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