茜色に染まる夕暮れどき

初秋の夕暮れどき

気がつけば、夕暮れどきは日一日と足を速め、ひたひたと忍び込んでくる秋の気配。

 

ついこの間までは、夕刻も七時ごろまでは十分に明るさがあったなんもく村でしたが、きのうの夕刻六時ごろはというと・・・。

はやくも薄い夜の気配が足元から這い上がり、手を休め、ふと視線をあげると、辺りは水で溶いた暮色を刷いたように奥行きをなくしています。

 

あるかなしの今年の夏、すっかりおわってしまったようなのです。