桧平地区にて新たな物件詳細調査を行いました!

 

鮮やかな新葉に囲まれた磐戸宿

28日、夕方も近くなった午後4時。

普段はあまり人が通ることの無い、未完成のままの農道二号線・県道への出口付近。

草履をつっかけ、エプロン姿でうろつく怪しい人影&間を置かず県道から農道二号線に入ってくる3台の車両。

怪しい・・・じつに怪しいと近所の窓から覗いていた住民は感じたことでしょう。

この怪しい4人の面々が、今回の物件詳細調査作業に集まってきたメンバーたちなのです。

道路からは高台に位置する小ぶりな平屋

築年数はどのくらいでしょうか?

建物の外観などから想像するに40~50年ほどの昭和時代の民家となります。

南牧村のかつての繁華街“磐戸宿”を通り抜け、和菓子処・信濃屋嘉助商店を左に見ながら、黄色い欄干の磐戸橋を渡って間もなくの地点。

外観はそれなりに痛んでいる個所がありますし、内部もけっして綺麗とは言い難い状態で、つい今しがたまでそこには生活が存在していたかのような生活感満載の状態。悪く言えば散らかしっぱなしの状態です。

現状ではかなり散らかっているという印象でしたが、小ぶりな平屋造りには和室が3つあり、小さめの台所にお風呂とトイレ、建物隣には隣接して物置代わりのちょっとした建物もついており、内部を一通り片付け、必要な個所の修復をおこなえばご夫婦など少人数での居住に適当かなと思います。

 

隊長が仕事の都合で急きょ不参加となりましたが、それぞれの隊員が役割を分担し、内外部の測量?精密な間取りを書き取ってゆく担当、最新式のデジカメを手にあらゆるアングルからの画像を撮る担当、事務局職員は忘れ物を取りに役場まで大急ぎでUターンしての建物設備や詳細データの収集。皆がこなすべき役割を黙々とこなして調査は完了。なれたものです。

 

今回の物件に関しては所有者から村への寄付を希望しているらしいという関係もあり、調査の内容を精査したうえで、現状での空家バンク登録を行うか、必要箇所に手を入れ、内部の片付け等を済ませて村の所有物件として登録or管理とするかの判断が必要となってくると思いますので、村の判断を待って今後の作業を進めてゆくことになると思います。

古民家バンクへの登録となった場合は、すみやかに作業を進めて公開できるようにいたします。