12/10(土)5県合同移住相談会に南牧村も参加!

今回の会場は有楽町・交通会館

午後の時間を使って行われた移住相談会。

5県合同での移住相談会ということもあり、用意された会場には5県30前後もの自治体&各団体の代表が、割り当てられた折り畳みテーブル半分のスペースに、対面で2脚ずつの椅子に陣取り、移住や2地域居住を視野にやってきた相談者との対面相談を行いました。

会場全体で50組弱の相談者が訪れたようで、そのうち南牧村ブースには4組の相談者が“なんもく村”ご指名で脚を運んで下さり、持参した古民家バンクや求人に関する資料、また村内の子育て環境や農地の紹介、地域おこし協力隊などの支援事業の紹介など、相談者の年齢や世帯構成、熱意とご希望などを考慮しながら相談を進めてゆくことができました。

年代の若いご夫婦も。

先月中ごろに村を訪れ、村内の空き家古民家を現地下見に訪れている若いご夫婦や、ご家族での移住相談を検討しているというまだまだ若い女性、働き盛りと思われる都内在住の男性、さしあたっては二地域での居住を考えているという男性など、それぞれの事情の中にも、山村移住や田舎での暮らしに対する熱意を感じることしばしば。

自然とアピールをするこちらも熱が入ります。

受け入れる側の体制が急務!

やはり相談者の皆さんが知りたい情報というのは共通しており、移住先の住まいに関する情報(古民家バンク等)、就労・働き口の情報(これはとっても重要です!)、都市部とは違う地域特有のしきたりや慣習への不安感、また本業としての農を含め家庭菜園などの農地への関心などなど。

情報の提供力と内容の厚みに関しては、数年前に比べるとずいぶん改善はされてきていますが、やはり受け入れる側(なんもく村サイド)の体制を整えてゆくことの重要性を感じさせるものがあります。

『いいところですから、是非移住してきて下さい!』と呼びかけはするものの、実際には暮らしてゆくために確保しなければならない条件がまだまだ整っていないというのが現状。

古民家バンクを運営し、日々紹介可能な古民家物件の掘り出しに努めてはいますが、子育て世帯、独身世帯、ひとり親世帯、年配者世帯など、そのニーズと求められている環境に見合うマッチングを提供仕切れていない歯がゆさを感じることもあります。

また、この村を生活の拠点として、移住を決断しようとする世帯の生活が成り立つような、日々の糧を得るための選択肢を提供する体制も必要だと思います。

本当にこの村での暮らしをアピールし、子育て世代を中心に一組でも多くの移住希望者を受け入れてゆく方針があるのだとすれば、整えてゆかなければならない課題はまだまだ多いものです。

当然、一気にことは進みませんから、今できることをひとつずつ、コツコツと積み上げてゆく必要がありますね。

 

小さな自治体だからこそ可能な柔軟さを生かし、協議会&行政職員&村人&応援してくれる沢山の方々と今までよりも1歩半ほど踏み込んだ活動が必要なのかもしれません。

2歩でもいいかな・・・。