10月22日秋晴れの中、空き家の再調査を実施致しました。

10月22日秋晴れの中、調査チームの空き家調査を実施致しました。

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今回の調査地区は馬坂地区、星尾大上地区の二カ所です。

南牧村の奥地となる両地区の山々は紅葉が進み、風が落ち葉を運ぶ、心地の良い日中の景色がありました。

 

南牧村全戸が記載されている地図を頼りに調査を行っていると、なんと馬坂地区の空き家率は100パーセント!!!

誰も住んでいない地区もあるんだと!?と驚きです。

 

家の様子や、表札、家回りの環境等を調査内容とし、一軒一軒調査を進めていると草木に覆われ湿気を帯びてしまっている家は数カ所だけで、割ときれいに管理されている家々が多い様子が伺えます。

この地区もきっと近所の方々や、たまに来ては古里を満喫している家主の方々が庭の草を刈り、屋内に風を入れているのだろうと、そう感じました。

 

ひとえに空き家調査と言っても、ただただ貸して頂ける家を探し歩いているのではなく、そういった様子を見聞きしながら田舎の役割や人のおもいやりを見つけ、いつまでも続く山村暮らしを守っていく手段を探していたりもするのです。

 

例えば、今回の調査から私たち調査チームが感じた事は、空き家が多くなっていった地区でも、その地域ごとに環境や景観をきれいに管理されている方々がいて、帰郷された方々にとても喜ばれているといったお話を聞かせて頂けたことでした。

「また帰ってきたい」と思う気持ちを、地域の方々が日々地域内の環境を管理し、整えて下さっているということによって繋がっていっているということは、実に素晴らしいことだなと、そう感じました。

 

人の気持ちが景色として見える村。

 

本当、人の良さがいたるところに滲み出ている村だな・・・と、つくづく良い言葉ばかりがでてきてしまいます。