11/24(土)村内空き家の分布調査~大日向地区~

ピクニック日和なので散策がてら調査

今月も、月に一回行われている村内空き家の分布状況調査が行われ、前回からの引き続きで大日向地区の調査を行いました。

初冬の乾いた日射しが溢れるほどに降り注ぐ土曜日の午前中。

今回も調査に参加できたのは事務局担当を入れて3名と、ギリギリの体制での調査となりましたが、県道筋に肩を寄せるように建ち並ぶ一帯、川の向こう・陽当たり良好な立地に集まる集落、間口からは予想できないほど奥行きのある民家、平屋と思いきや、裏へ回るとなんと!地上1階・地下2階の変形3階建て構造の空き家etc・・・。歩いてみなければ分からないことがたくさんあり、あっという間の3時間でありました。

 

廃屋同然の朽ちかけた佇まいの古民家。

近くに寄ってみると不思議なことに、窓の隙間から覗く生活の名残や軒下に放置されたままの民具、玄関上のかすれて読み取ることのできない家人の表札から、その昔、たしかにこの場所に人々の営みがあり、団欒の声があったことを思わせる空気が伝わってくるような気がしました。

住んでくれる人がいなくなって久しい古民家たちに、ふたたび住まいとしての役目を与えてあげることが一軒でも多くできることを願って、地道な調査活動を続けなければいけません。

 

 

全体に良と判断できる民家・古民家が多く残っており、可能性のある物件や所有者情報が入手できた物件に関しては積極的に通知、交渉を進め、有効な空き家古民家情報として発信していきたいと思っています。

 

次回調査は予定でいえば12月の末頃。

師走でもあり、メンバーの皆さんも時期的になかなかキビシイ日程かもしれませんので、可能であれば実施という方向で調整を行ってゆきます。

 

以上、11月の空き家分布調査の活動報告でした。